卒業に向けて

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空気があたたかくなってきて、庭にはさまざまな色の蕾がふくらみ、少しずつ花開き始めています。この春、卒業されるみなさま、ご卒業おめでとうございます。

コロナ禍も3年目に突入し、社会の混乱は続いています。仕事を失った人、収入が減った人も、ひっそりとたくさんいるでしょう。そして、そのために卒業できなかった人たちもいるかもしれません。

ウクライナでは、多くの人たちが永久に故郷を奪われ、命を奪われるということが進行しています。ウクライナに攻め込んでいるロシア国内でも、またベラルーシでも、人々が幸せかどうかはわかりません。

東北では大きな地震があり、交通が麻痺しています。地震の被害がどれほどで、どれだけの人々が困っているのか、今どんな思いでいるのかも、今の私の世界からは抜け落ちていってしまっています。

やさしい春の日差しの中で、毎年いちばんに咲き始めるさくらの木にスマホを向けながら、そしてそこにやってくるいろいろな小鳥たちの仕草にうっとりしながら、私はつい先日卒業していった学生たちのことを思います。

これからどんな時代がくるのかわかりません。科学技術の進歩、就業構造の変化、国際秩序の激変、コロナとそれにつづきうる何かのパンデミック。

どんな時代が来ても、情報を自分でしっかり集め、状況を見きわめ、最後にはしっかりと自分を信じて判断し、進んでいってほしいと心から願っています。

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