日本語学校のこれから

留学生の入国緩和がなされ、続々と留学生が入国してきている。
この1〜2年で人員削減してきた日本語学校は、専任・非常勤の獲得に大忙しのようだ。

しかし、<コロナ前の状態に戻るか>というと、そう簡単でもないだろう。

周知の通り(といっても、TVなどではあまり報道されていないようだが)、日本経済は構造的な問題を抱えており、それが政治とも癒着して、なお深く深く根を張ってしまっている。自動車にしても、幼い頃にTOYOTAがブランドとして輝いているのを間近で見てきた留学生たちがまだいるので、もう少し日本で学ぼうとする人たちがいるかもしれない。
円安で学生たちは喜んでいるが、それは一瞬のことで、やがて円安の国に留学にくる動機を失う人たちも多くなるだろう。

留学生が日本へ留学に来る理由は他にもある。
日本の風景が好き、京都が好き、というもの。
日本のアニメが好き、というもの。

純粋にこういった動機で来る人たちは、これからも続くかもしれない。

他の、やや深刻な理由としては、自分の国にいるのが嫌だというもの。
文化が合わないのか、政治体制が窮屈なのか、全てを聞き切れているわけではないが、そういう学生たちも一定数おり、そういった人たちがとりあえずの脱出先として日本を選び続ける可能性はある。
しかし、究極には彼らは仕事をして生活していける場所を探しているのであり、ならばもし日本が経済的に苦しくなれば、日本から離れていくだろう。

というようにいろいろ考えると、今一瞬、生き残っている日本語学校は活気を取り戻しているが、3年後、5年後、そして10年後のことを考えていかないと、再び負の混乱の中に放り込まれるだろう。

教育内容や目的、そしてオンライン/オンサイトのデザインについても考えていく必要が出てくるだろう。

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